本作は、大学卒業を前に海外に卒業旅行へ行く男子学生たちの旅行劇。彼らには、友人の1人を急性アルコール中毒で亡くした過去がある。友人を殺してしまった罪悪感によって彼らは絆を深めてきたのだが、その絆は友情なのか友情とはまた別のものなのか、そして彼らの絆は卒業とコロナ禍を機に消えてしまうのか。コロナによって奪われ消えてしまった尊い時間や、家族・友人との絆や記憶について観客に考えさせる機会を創出したい。
タカイアキフミと、公演ごとに集まった同志の表現者たちが、前のめりに、妥協なく創造・共創する集団。日本社会が抱える問題を背景にして、人々の「営み」を描き、現実にありながらも普段は感じることのない微かな希望や愛を掘り起こす。
加害者家族のその後を描く。事件から12年を経て加害者本人が家に帰ってくるところから物語は始まる。大きく変わってしまった家族がどのように再生していき、崩壊していくのかということを通して、家族の営みについて考えさせるきっかけとしたい。また、コロナ禍によってわれわれの日常/営みにひしひしと迫り寄り、覆い尽くそうとする不穏な空気感を描いた。
1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件をモチーフに、ネグレクトを受けた子ども達の「その後」を描く。事件当時、メディアで多数取り上げられ映画の題材にもなったことから、ネグレクトが社会問題として認知されるようになった。当時の子供たちが大人になって、今どんな日々を送っているのだろうか。「その時」は話題になる。しかし、当事者たちの人生は「その後」も続く。TAACは、演劇を通して彼らの「その後」に目を向け
ある夫婦のはなし。子どもは10万人に1人の難病だった。海外での移植手術のために懸命な募金活動を行ったが、あと少しで目標額に届きそうな時に亡くなった。しばらくして。夫が妻に必要なくなったはずの募金活動を持ちかける。またしばらくして。ようやく目標額に達したその日。2人のもとに子どもが逃げ込んでくる。そこから事態は大きく変化していって・・・。
「強く、なりたい」そう思って、双子は身体を殴り合った。「強く、なりたい」そう思って、双子は罵詈雑言を浴びせ合った。「強く、なりたい」そう思って、双子は大人よりも賢くなった。これは、双子の少年たちが過ごした日々の記録。「強く、なりたい」そう願った彼ら 2 人の行く先は...。
