そこは、どっか、架空の街の公園。娘のカラダを見世物にして、暮らし、生きているホームレスの男がいた。娘は、たった一人の肉親である「お父ちゃん」を愛していた。が。ある日、娘は「お父ちゃん」と縁を切り、消えた。父と娘の時間が止まった。 そして、10数年後。あるゴシップが、ホームレスの男の目に止まる。『スクープ!女優Kの汚れた過去!!私のカラダは、見世物でした・・』 父と娘の時間が、再び動き出した・・・
草サッカーの練習試合のために集まった町役場の職員たち。そして始まる作戦会議。だが、その内容は試合に勝つためのものではなく、なぜか負けるためのものだった。相手は町一番の大企業、いわゆる『接待サッカー』である。しかし、一人の新人職員がその作戦に異議を唱える。「僕、負けたくありません」圧倒的な正論に、ヘリクツで新人を丸め込もうと立ち向かう11人の戦士(同僚)たち‼最後に笑うのは正論か、ヘリクツか ――。