草サッカーの練習試合のために集まった町役場の職員たち。そして始まる作戦会議。
だが、その内容は試合に勝つためのものではなく、なぜか負けるためのものだった。
相手は町一番の大企業、いわゆる『接待サッカー』である。
しかし、一人の新人職員がその作戦に異議を唱える。
「僕、負けたくありません」
圧倒的な正論に、ヘリクツで新人を丸め込もうと立ち向かう11人の戦士(同僚)たち‼
最後に笑うのは正論か、ヘリクツか ――。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)
1997年、代表・脚本家・演出家の南参を中心に札幌で結成。
さまざまな社会現象をシニカルな視点で捉え、問題点や矛盾点を巧みな笑いによって浮かび上がらせる脚本と、プレイヤーと呼ぶ俳優たちの個性を前面に押し出し、「人間」を強く浮かび上がらせる演出を得意としている。
オリジナル作品の他、近年は歌舞伎狂言やチェーホフなどの古典作品をベースにした作品創作も多く行っている。常に様々なスタイルを模索しつつ、あくまで力強いエンターテイメントとしての舞台作品を創り続け、北海道内外から高い評価を受けている。