いつも優しい気持ちを持って良いことをしていれば、いつか必ず良いことがある。自分のことを思ってくれる身近な人たちや、自分よりずっとか弱い小さな命を大切に思う気持ちがあれば、それと同じだけ自分のことを大切に思ってくれる人が必ず現れる。それは魔法のように不思議なこと。でも信じた人にしかかなわない、本当に起こること。
アーノルド・シェーンベルクの「浄められた夜」によるこのバレエはチューダーのいわゆる心理的バレエの最高傑作で、1942年のバレエ・シアターでの初演には、すべての批評家が絶賛を惜しまなかった。初日の晩には、26回ものカーテンコールを受け、主役のヘイガ-に起用されたノラ・ケイは一夜にしてスターとなった。
枝の上で葉っぱを食べるのに夢中になっていた青虫さんは、いつのまにか仲間とはぐれてしまったようです。小さな生き物たちの小さな出来事だけれど、そこには私たちと同じ、大切な命が生きています。
時はエドワード王時代の1900年代。リラの花咲く月明りの庭で、カロラインのお別れのパーティーが開かれている。彼女は強いられた結婚のために、愛してもいない男のもとに嫁がねばならない。客の中には彼女の愛する若者もいる。彼と会って最後の別れを惜しもうというのが、このパーティに寄せるカロラインの最大の願いなのである。また、この場には婚約者の前の愛人も来ており、何とか彼を翻意させて、もう一度自分の手に取り戻