劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が書き下ろし。高度経済成長前夜の、パワーを内包し、どこか不穏でノスタルジックな昭和32年の東京・新宿。混沌とした時代、軽演劇の劇団「三角座」を舞台に喜劇人と彼らを取り巻く人々が織りなす、哀しくて可笑しい群像劇。
あれから15年。幼いころに見た烏森高校の新体操演技に感動し、同じく男子新体操部がある鷺沢高校に進学した日向勝吾。しかし、進学校との合併により、勝吾が2年になる前に、廃校が決まり、男子新体操部の部員は減少。ついに廃部となってしまった。3年に進学した勝吾は「もう一度6人で新体操をやりたい」という思いを捨てきれず、転校生の水原護と共に、新たな部員を集めて高校最後の大会に挑む決意をする。新体操のことなど何