如月小春さんの訃報が、2000年12月にニューヨーク滞在中の羊屋白玉に届いた。その後、小春さんの『DOLL』再演の依頼があり、初演から20年、『DOLL』は指輪ホテルの『情熱』となって蘇った。昭和58年に海に消えた少女たちが、平成15年、ビルの屋上のテニスコートに舞い降りた。女子高生の自殺を扱った作品『DOLL』。小春さんが遠投した「少女たちの死のゆくへ」を受け止め、「生の感触」として、さらに遠く
派兵先の戦場で地雷原を歩き続ける二人の自衛官、親分の命令で屋敷の庭を守る地雷を入手する旅に出たヤクザ、地雷撤去に憧れを抱く義足の女の「冒険」、地雷製造会社で働く父親と家族の日常、セントラルパークに埋められた地雷に翻弄されるNY市警の警官たち、地雷に囲まれ、村から追われた難民の物語……。「地雷」をめぐる様々な物語が交錯する。名前を変え形を変え世界中に存在する子供達の遊び「だるまさんがころんだ」が、い
世界一小さな舞台空間から発信する「超演劇」。演劇を再生させる圧倒的「事件」。これは発明なんだ今も誰かがあの屋根裏に立て籠もっているそう考えただけでもう一日生きてみようかと思うことができるそういう発明なんだ初演以降、国内外でのツアーを数多く実施。海外では、ニューヨーク・パリ・ローマ・ウィーン・シビウ・フランクフルト・ブカレスト・ピッツバーグ・マイアミ・ソフィア・ヤルタ・テルニ等で上演している。また、