公募出演者と共につくる、群衆が主人公となる白昼夢のような演劇作品。街にはたくさんの人が蠢いています。交差点でふと顔を上げた時にそこにいる多くの人たちの人生を一瞬想像しようとする時があります。しかし信号は青になり、人々はどこかに去っていきます。これからさき出会うことのない人たちがなんてたくさんいるんだ!そんなことしか思えないまま日々は過ぎていきます。しかし、演劇でならその想像の先を、青信号の先を考え
主人公タモツの母親、母の愛人、姉、娘ら家族、政府高官にある時間の調査を依頼された探偵、こごか不穏な孤児院の院長達……様々な人々との歪な関わり合い、タモツにまとわりつく不可解で不条理な出来事の連続、いつのまにか参加することになったある国際的な大会……。夢か現か、噓か誠か、混濁しながら広がる世界は全く予測不能、観客を驚愕させた。結成28年の劇団が挑む、ナンセンスの地平線を超えたナンセンス!!