東京芸術劇場が2015年に初めて制作した、こどものためのオリジナル作品。原作は松尾スズキの文/絵による 『気づかいルーシー』(千倉書房)、脚本・演出はノゾエ征爾。主人公のルーシーと、育ての親のおじいさん、飼い馬が互いに気づかいしすぎるあまりに引き起こす残念な悲喜劇が、オリジナルスコアの生演奏に乗せて、歌あり踊りありで展開する、ほろ苦くも楽しい舞台。2017年の再演に続き、2022年に再再演をおこな
まるでユーレイとの交信…?ノン・コンタクトワークのための習作ーーー本作では、物理的に触れ合わずにコンタクトする“ノン・コンタクトワーク”のアイディアを試みています。これにより、ソロであってソロではない踊りを出現させます。鑑賞者は画面を通してダンサーの身体を見ることで、視覚的にそのコンタクトを目撃します。或いは、画面から現実のダンサーへと視線を移動させるとき、そこに見えてくるものがあるかもしれません