第 68 回選考から選考委員の顔触れが新しくなるのに際し、日本の現代演劇をみる指針のひとつとして岸田賞のパースペクティヴを提示する。受賞作品のふりかえりや、岸田賞をはじめて知った際のエピソード、選考に向ける思いなど、選考委員らにとっての「はじめての岸田賞」が語られる。岸田賞を新たに「はじめて」ゆくにあたり、岸田賞を「はじめて」とらえたときの言葉を、岸田賞を「はじめて」知る人に!撮影・監督は和田信太
2023年4月、青森県の岩木山ふもとの雪の下から女性の遺体が発見された。夫を名乗る人物が出頭するが、女性〈悦子〉が最後に一緒にいたのは昔のアルバイト先の同僚〈まつり〉だった。まつりは悦子との思い出を回想する。ふたりの出会いは八戸市の種差海岸にあるファミリーレストランまでさかのぼる。横田創の小説「埋葬」を原作にした、ふたりの女の回想と告白の60分。