壁は印画紙で覆われている。真っ暗な中で踊りが始まり、緑のライトが点滅した後に明かりが点くと、壁に滑川五郎の踊る姿が焼き付いたいくつもの像が現れる。「Dark Box」はそんな仕掛けのある作品で、1986年6月にカリフォルニア大学サンディエゴ校マンデヴィル・センターにて初演。1987年には鈴江組倉庫でも上演され、印画紙の壁は左右30メートルにも及んだ。チラシからは、シードホールでは2日間4回公演を行