太宰治の長編戯曲風小説(レーゼドラマ)を、軽快にかつ濃密にお届けする一幕劇。太平洋戦争開戦の直前・1941年初夏、太宰治はシェイクスピア『ハムレット』の翻案(パロディ)を書きあげた。登場人物たちの懸命で滑稽な生き方は、2024年に生きる私たちにどのように響くのか。豊岡演劇祭2022(於:出石永楽館)とSCOTサマー•シーズン2022(於:利賀山房)で好評を博した『新ハムレット』の東京•京都での再演
1917年にR.ゲーリングが執筆、1924年に築地小劇場が日本初演した『海戦』を全員女性キャストで上演。女性が語ることで生じるであろう違和感を手がかりの一つに、人と人が分断される「戦争」について改めて考える機会とした。あらすじ:戦艦の砲塔内部で海戦を待ち続ける7人の無名の水兵たち。いつ戦いが始まるかわからない不安と焦燥から、各々の葛藤が交錯する。彼らの精神状態が極限に近づく中、ついに戦闘が始まる。