本公演は俳優・崎田ゆかりが俳優とは何か、劇場とは何かを探究するために立ち上げた演劇企画「劇場」シリーズの第2作として上演された。使用テキストは『少女仮面』アングラ演劇の寵児・唐十郎。実在した宝塚男役スター春日野八千代が登場し、舞台に疲れた春日野八千代が、少女・貝との交流から変化する様が描かれる。演じるとは何か、自分は何者なのかというというを通じて演劇そのものがテーマとして扱われている。
太宰治の長編戯曲風小説(レーゼドラマ)を、軽快にかつ濃密にお届けする一幕劇。太平洋戦争開戦の直前・1941年初夏、太宰治はシェイクスピア『ハムレット』の翻案(パロディ)を書きあげた。登場人物たちの懸命で滑稽な生き方は、2024年に生きる私たちにどのように響くのか。豊岡演劇祭2022(於:出石永楽館)とSCOTサマー•シーズン2022(於:利賀山房)で好評を博した『新ハムレット』の東京•京都での再演