ロームシアター京都 × 京都芸術センター U35創造⽀援プログラム“KIPPU”
「村八分」「集団農場」「ブラック企業」といったムラ社会的な閉鎖コミュニティを舞台とした〈集団暴力シリーズ〉の集大成的作品。雪深い山奥にひっそりと佇む民宿を舞台に、野生動物たちと共生する一族と、村の人々との衝突を描く。過去シリーズにも通底していた「家族」というモチーフを前景化し、それらを繋ぐ「食」という営みに焦点を当てながら、原始的かつミニマムな共同体の呪いと可能性へと切り込んだ。
「何らかの社会的マイノリティーや、多数派から疎外される要因を抱えながらも、自己や他者を肯定し生きる人」を募っての公演。ソートン・ワイルダーの「わが町」を踏まえ、出演者の経験を織り交ぜたエピソードを積みあげ、日常の裏に潜む社会の冷酷さ、潜在的な差別意識、人間の生の儚さと弱さを、何気ない生活の断片から、日常の裏に潜む冷酷さを表出させた作品。
