コロナ禍における社会の変化と状況を、岩手県盛岡市のとある牛丼チェーン店でアルバイトをしている作者自身の目線から語った作品。作者は、都市部を訪れた際には、その牛丼チェーン店に客として通っていた。そのため、店舗のシステムの違いなどを目の当たりにし、牛丼チェーン店を通して、都市と地方の格差を感じていた。岩手県は、コロナウイルスの感染者が最後まで出なかった県であるが、今年の4月末から5月にかけては、全国で
冬芽TheatreWeeks WEEK2
「それぞれの限定された視点からモノローグを語ることにより、逆に外に広がる世界・他者のことを想像していく」ということを下地にした『スコープ作品群』の中の一作。クリスマスが近づいたある夜、パートナーとの何気ない会話から、男は追憶の旅に出る。男の追憶は、以前お付き合いしていた方のもの、パートナーのもの、幽霊のものへと移り変わっていく。過去・現在・未来の往来の中で「人と人が一緒に居ること」をじんわりと感じ