本作品は寺山修司が人形劇団に書き下ろした人形劇の戯曲。STORY ◉ 小児麻痺の女の子の蘭は、個性的な五人の家族、祖父・祖母・パパ・兄・姉と暮らしていた。 そんなある日、法医学者のドクが、この一家の中に一人だけ気違いがいると告げる。祖父は家族の名誉と血の純潔のために、その気違いを密殺することを提案する。家族はそれぞれ疑心暗鬼になり、誰が気違いかを探り合う。そしてその行動は次第に狂気を帯びていく。
見たか、と俺は問うた。高峰はただ、頷いた。「ああ、真の美の人を動かすことあのとおりさ、君は 、 – 躑躅は美なりしなり。されどただ赤かりしのみ –「君は、お手のものだ、 君なら、 わかるだろう。」泉鏡花の「外科室」を元に、とある視点で紡ぐ詩的演劇作品。
