-「若人よ来たれ!君もクリスマスに芝居をやらないか!」クリスマスの1週間前、新聞広告を見た5人の役者たちが、シアター・ムーンライトへと集まってくる。しかし、彼らの前に現れたのは、演劇経験の全く無い90歳のおじいちゃん梅原清吉(西川浩幸)だった。彼は70年前に書いて、上演出来なかった脚本を自ら主演して上演したいと言う。スタッフは清吉の家族たちで、もちろん演劇未経験。しかもヒロイン役は清吉が連れてきた
現実世界のつながりを絶たれた時代が終わろうとしていた。多くの人は喜んで太陽の下へと駆け出したが、"むこうのくに"に残ることを選んだ人もいた。そこは、画面を一枚隔てれば、生まれた場所や話す言葉、ヒトかどうかさえも関係ない、現実のしがらみが無効化された世界。その夏、ぼくは相変わらず画面の前に居て、"むこうのくに"へアクセスしようとしていた。行方をくらませた、"ともだち"を探すために——
