中部国際空港からカナダ・トロント行の飛行機に乗った田中と板谷。トロント空港で二人を待っていた日本人のツアーガイドと共に、日本人のタクシー運転手の車でカナダ観光を始める。しかし目にするものは見覚えのある濁った海に日本語の看板。日本舞踊のラジオを聞いて、えびせんべいの里からお土産を渡され、金色の魚の乗ったお城にたどり着く。カナダにはあるはずのない、名古屋のようなものを見ながらカナダ観光を続ける二人。
新劇100年 珠玉の一幕劇集
ひでりの夏。雨乞いの太鼓が絶え間なく鳴っている夜。田んぼの水を求めて、闇の中を跳梁する水泥棒たち。盗まれてはならじと寝ずの水番をする友作と末吉。甲斐性なしの末吉は、結婚相手のお民に愛想づかしをされて、婿入りするはずの家を追い出されてきたばかり。ところがやってきた水泥棒を捕えてみたら、あろうことか、泥棒はお民だった。
新劇100年Ⅱ 珠玉の一幕劇集
敗戦の半年前、北朝鮮のとある港町。聞こえてくるのは日本に帰る事が出来る船の音。不格好に制服を着ている男は元巡査だった。今は死んでいる。そこへ朝鮮人の青年がやってきて「僕があんたを殺した容疑者だ」、そういう彼自身も今は死んでいる。青年に促されなぜ自分が死んだのかを知らされる制服の男。ひとまわりも歳の離れた若い妻と闇商売の仲間達、日本人の学生と刑事。生きた彼らの話から真実を探る推理劇。
