2001年、京都大学西部講堂にて初演。2002年に第1回仙台劇のまち戯曲賞大賞を受賞し、2006年京都と仙台にて再演。1970年代のある年。山が壊され、海が埋め立てられ、農地が更地となって変貌して行く時代、関西の山あいにある「ツダ」という地名の架空の田舎町を舞台に、若者たちの血をたぎらせる祭りへの興奮と、近づく台風と、戦争の名残をとどめる暗く湿った防空壕の中という日常から離れた小世界でドラマが展開
遊劇体・キタモトマサヤの代表作『闇光る』から連なる、架空の町ツダを舞台に日本人を定点観測し続ける連作〈ツダ・シリーズ〉第9作。大学4年生の私は、なんとなく教員を目指していたのだが、今は教員になんてなる自信がない。役場勤めの父、専業主婦の母、歯科医と婚約が成立したばかりの姉の4人の家。私の飼っていたジュウシマツが蛇の餌食になったその日、行方不明だった伯父さんが突然現れた。伯父さんは、かつて学生運動を
遊劇体×泉鏡花オリジナル戯曲全作品上演シリーズ5
遊劇体×泉鏡花オリジナル戯曲全作品上演シリーズの第5弾。海底の龍宮城の別荘とでもいうべき城を舞台とし、そこには乙姫の弟である貴公子が賢い博士や沖の僧都や侍女たちと一種の理想郷として暮らしている。そこへひとりの娘が輿入れにやって来る。その娘は父により海神に売り渡されたのである。すなわち自然界からの豊穣を約束されるかわりに娘を生贄として差し出したのだ…。
