集団のなかで人は個(ソロ)でいられるか。男性10人によるソロダンス作品。自身や他者と向き合いながら、出演者のありのままの魅力を引き出し、作品として結実させてきた倉田翠。俳優、ダンサー、塗師、多様な背景を持つ男性パフォーマーを起用し、個々の身体、存在そのものを舞台上にダンスとして立ちあげる。
アルゼンチン・ブエノスアイレスにおいて、したたかにかつ明確なコンセプトで作品を生み出し異彩を放つ振付家ルイス・ガレーが、2014年に続いて2 度目のKYOTO EXPERIMENT参加を果たす。前回は、「言語学的な身体」への考察から厳格な振付をほどこしたソロ作品『マネリエス』と、身体と物質を対等に扱って、無数のガラクタを舞台上に持ちこん だ『メンタルアクティヴィティ』の2 作品を上演し、いずれも異