生活のあらゆる営みをつなぐ水を手がかりに、関西の風土や文化のねっこを探求し続けてきた建築家ユニット dot architectsと、演出家・和田ながら。「水と琵琶湖」、「お好み焼き」に次ぐ3年間のフィールドワークの集大成として、今期は「循環」へと大きく視点を広げ、山から川へ、そして生きる糧を育む水田へ。さらには湖や魚たち、海へとめぐってゆく水を見つめながら、発表する、複数の短編からなるオムニバスの
ボルボ社製トラックの荷台に乗り込んで体験する「荷物目線」の東京−横浜ツアー。埠頭で積み込みを待つトラックたち、海を挟んだ対岸に見える工場の影、流通センターで働く人々の姿……初めて見る風景に観客たちは感嘆の声をあげる。突如現れカーチェイスを仕掛けてくるデコトラ「芸術丸」や、路上で歌うブラジル人女性歌手など、フィクショナルな要素も交えた奔放さの一方で、車内では世界各国の道路事情や日本の運輸政策に関する