演劇
アーカイブのみ

Cargo Tokyo-Yokohama

Cargo Tokyo-Yokohama
Photo: 石川純
Cargo Tokyo-Yokohama
演劇
アーカイブのみ

Cargo Tokyo-Yokohama

  • 上演団体:リミニプロトコル
  • 主催:フェスティバル/トーキョー
  • フェスティバル/トーキョー09秋参加作品

ボルボ社製トラックの荷台に乗り込んで体験する「荷物目線」の東京−横浜ツアー。埠頭で積み込みを待つトラックたち、海を挟んだ対岸に見える工場の影、流通センターで働く人々の姿……初めて見る風景に観客たちは感嘆の声をあげる。突如現れカーチェイスを仕掛けてくるデコトラ「芸術丸」や、路上で歌うブラジル人女性歌手など、フィクショナルな要素も交えた奔放さの一方で、車内では世界各国の道路事情や日本の運輸政策に関する映像が流れ、ナビゲーターも務めるニ人の運転手のリアルな暮らしぶりも伝えられる。家族のこと、趣味のこと……たわいのない話の向こう側には、グローバル化による運送会社同士の競争の激化や労働者管理の厳格化といった問題も顔をのぞかせる。「異世界」や「非日常」を楽しむ旅。だがそれは確実に誰かの「日常」であり、私たちの暮らしにつながる社会のリアルでもあるのだった。(F/T09:Documentsより転載)

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2009/11/25(Wed)~2009/12/21(Mon)その他(その他)
出演者・
スタッフ
出演
畑中 力
出演
関口 操
出演
秦 秋弘
出演
植村 大樹
映像出演
伊藤 友昭
映像出演
木浦 智之
映像出演
玉井 幹治
映像出演
中山 宏
構成
シュテファン・ケーギ(リミニ・プロトコル)
日本語版テキスト構成・通訳
萩原・ヴァレントヴィッツ・健
テクニカル・コーディネート
遠藤 豊(ルフトツーク)
映像
ミカエル・レナッシア(ルフトツーク)
音響
堤田 祐史(レイー)
技術制作
細川 浩伸(急な坂スタジオ)
技術制作
木下 隆平
制作補
横堀 応彦
制作
ウルリケ クラウトハイム(フェスティバル/トーキョー)
制作
小島 寛大(急な坂スタジオ)
プロデューサー
相馬 千秋(急な坂スタジオ・ディレクター、F/Tプログラム・ディレクター)

上演団体情報

リミニプロトコル

団体詳細・作品一覧を見る

シュテファン・ケーギ、ヘルガルド・ハウグ、ダニエル・ヴェッツェル の 3 人によるアートプロジェクト・ユニット。2000 年、フランクフルトで結成された。公共空間におけるパフォーマンスやドキュメンタリー演劇の手法を用いた型破りなプロジェクトの数々で世界の注目を集めている。出演者には、プロの俳優ではなく作品テーマに則した特別な経験や知識を持つ一般の人々を起用し、「ある現実をそのまま舞台上にあげる」という手法を用い、高く評価されている。04 年以降はベルリンのヘッベル劇場に拠点を置き、それぞれが個人のプロジェクトを発表する一方で、メンバー 2 人、もしくは 3 人のプロジェクトも多く発表している。日本では、これまでに『ムネモパーク』(東京国際芸術祭 2008)、『カール・マルクス:資本論、第一巻』(フェスティバル/トーキョー09春、ミュールハイム戯曲賞及びオーディエンス賞受賞<06 年、ドイツ>)、『Cargo Tokyo-Yokohama』(フェスティバル/トーキョー09秋)などを上演し、好評を博した。 11 年、第 41 回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際演劇祭にて、銀獅子賞を受賞するなど、受賞歴も多数。

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