戦乱の最中 領主夫人に置き去りにされた世継ぎの赤ん坊を道連れに女中のグルシェは北の山国に逃げ延びる だが戦乱は収まり彼女は法廷に立たされた世に名高い白墨の輪の裁判の成りゆきは……それまで主に民話を元にしたオペラを上演してきていたこんにゃく座が、初めてブレヒトに挑戦したエポック的作品。再演。
モーツァルトの「フィガロの結婚」を加藤直の訳で、黒テントの斎藤晴彦などが客演し上演した、こんにゃく座版初演。こんにゃく座ではこの後、1987年、2003年、2006年と加藤直の演出で再演し、全国でも公演をおこなった。