「Ultimate」最終、最高、究極。「Fancy」想像、空想、気まぐれ。「Ojisan」おじさん。去る夜、東北の港町に暮らす星野家の人々は太平洋に忽然と浮かぶUFOを目撃した。真っ暗な地上から見上げた空に漂う可笑しげな光。刹那、彼らは思い出したッ!否、覚醒したッ!!!・・・そう、ワレワレは宇宙人だったのだ!「I fancy you!!(だいちゅき!!)」今、地球の命運を賭けた星野家の大作戦が幕を
一人の男がいた男は発声練習をしているただひとり だれもいない基礎と両隣のブロック塀しかなくなった自宅跡地ふるさとの海に向かって※オー マジェスティックシーオー マジェスティックシーワワワワ〜(※くり返し)その姿はまるで、はぎしり燃えてゆききするひとりの修羅のようだった“男道”的大誤読でお届けするあの日から108箇月の心象スケッチ。
CREATIO ATELIER THEATRICAL act.01
舞台は蛙の世界。人間の投げ込んだ石が陰謀ではないかと騒ぎ出す蛙たち。アオガエルはアカガエルと戦争をしていて、大量の捕虜が幽閉されていた。デモプリ党なる保守政党はアカガエル国家と理念を同じにしているカプリ党の謀略とすることによって、カプリ党の党勢を削ごうと画策する。おりしも、アカガエル国家の捕虜を帰還させようとする運動のころ、カプリ党の党首がアカガエル国家に「立派な理念を持ったアオガエルにして帰還す