「Ultimate」最終、最高、究極。
「Fancy」想像、空想、気まぐれ。
「Ojisan」おじさん。
去る夜、東北の港町に暮らす星野家の人々は太平洋に忽然と浮かぶUFOを目撃した。
真っ暗な地上から見上げた空に漂う可笑しげな光。刹那、彼らは思い出したッ!否、覚醒したッ!!!
・・・そう、ワレワレは宇宙人だったのだ!「I fancy you!!(だいちゅき!!)」
今、地球の命運を賭けた星野家の大作戦が幕をあけるッ!(たぶん!)
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
2011年4月、東日本大震災直後に「仙台、東北、そして日本を笑顔にしたい」という想いの元、仙台の若手男性俳優(当時)によって結成された劇団。
東北の風土・歴史を下敷きに、男達の生命力から繰り出される瞬発力・爆発力を用いて、地ビールならぬ”地演劇“を届ける。その特異なスタイルによって生み出される作品群は、“テンションとエモーションにおいて世界レベル”と評される。 全国規模で活動を展開しながらも、地域のアウトリーチ事業にも積極的に取り組む。学校や児童館への芸術家派遣事業、文化施設と連携したコラボパフォーマンス、音楽ライブや地元のお祭りといったあらゆるジャンルのフェスティバルへ出演するなど、その活動は多岐に渡る。
一人の男がいた男は発声練習をしているただひとり だれもいない基礎と両隣のブロック塀しかなくなった自宅跡地ふるさとの海に向かって※オー マジェスティックシーオー マジェスティックシーワワワワ〜(※くり返し)その姿はまるで、はぎしり燃えてゆききするひとりの修羅のようだった“男道”的大誤読でお届けするあの日から108箇月の心象スケッチ。
辛くも全滅を免れた「東北バナナン軍団」の臨時幕営では、男たちが飢えに苦しんでいた。戦闘よりもむしろ飢餓で倒れていく仲間たちを救うべく、男は生き残りをかけた東北特産フルーツの生存戦略に身を投じていく…。