江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲
江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲
今日の私たちに伝えられてきている「江戸音楽」を、その時代にあって創り、育んだ巨匠たちに焦点を当てたシリーズ。
第2回は江戸音楽のルーツと中興の祖 初世都一中 五世都一中
対談 竹内道敬、徳丸吉彦
「お夏笠物狂」
浄瑠璃 菅野序恵美、菅野序芙美
三味線 菅野序枝、菅野序春
「傾城浅間嶽」
浄瑠璃 都乙中、都了中
三味線 都一中
上調子 都勝中
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
日本製鉄文化財団は、紀尾井ホールを拠点に音楽分野(洋楽および邦楽)における音楽家の育成、演奏会等の開催、優れた音楽活動に対する支援を目的として1994年に設立されました。クラシックコンサートホール(紀尾井ホール800席)、日本の伝統音楽専用ホール(紀尾井小ホール250席)において、当財団はホール専属のオーケストラである紀尾井ホール室内管弦楽団の運営を始め、クラシック音楽、日本の伝統音楽公演の企画・制作等を行っています。これらを通じて我が国の音楽文化のさらなる発展に寄与することを目指しています。
江戸三味線音楽の変遷
幕府が開かれた後の江戸の三味線音楽がどのような変遷を辿ったのか享和元年(1801)から文政8年(1825)まで一中節が流行。地方の名物を取り込んだ曲や、江戸文化のすべてにおいて吉原から流行が生まれていきました。お話 竹内道敬一中節「安宅勧進帳」(1804年) 浄瑠璃 菅野序恵美、菅野序芙美、菅野序春 三味線 菅野序枝、菅野序美久長唄「越後獅子」(1811年) 唄 杵屋利光、東音味見
邦楽 華麗なる技
邦楽の「技」と通じてその楽しさを堪能するシリーズ。演じ手を彩り支える重要な役割を担うお囃子の多彩な音楽表現に迫ります。対談 藤舎呂船、小塩さとみ六世藤舎呂船構成囃子組曲「まつり」 笛 藤舎名生 囃子 藤舎呂雪、藤舎円秀、藤舎清之、藤舎呂英、望月太津之長唄「黒髪」 唄 今藤長一郎 三味線 今藤美治郎 笛 藤舎名生長唄「紀州道成寺」 唄 今藤長一郎、東音味見純、杵屋
邦楽 華麗なる技
邦楽の「技」と通じてその楽しさを堪能するシリーズ。客席からは見えない下手の御簾内から舞台を窺い、演者と息合いをはかっていく黒御簾音楽の巧みな技をご堪能ください。鼎談 藤舎呂英、柏要二郎、土田牧子黒御簾メドレー 唄 杵屋巳津也、杵屋佐喜、杵屋喜三助 三味線 柏要二郎、稀音家一郎、松永直矢 囃子 藤舎呂英、藤舎清之、藤舎呂裕、藤舎呂凰/福原百七長唄「あたま山」 唄 杵屋巳津也
音楽でつづる文学
鎌倉時代に成立し、平家の栄華と没落を描いた軍記物語「平家物語」は、後世の芸術にも様々な影響を与えました。巻7≪竹生島詣≫の主人公は、清盛公の甥の平経正です。彼は詩歌・管弦にたけた風流人で琵琶の名手。木曽義仲討伐のために北陸へ向かうに際し、琵琶湖上の竹生島で戦勝祈願を行います。経正の素晴らしい琵琶の音に白竜も現れるという、つかの間のお話です。