[作品ノート]
闇に小さく光る、夜中のエアコン運転ランプをみあげる。
窓から雪みる犬。
いつもひとつきりの、そのカタチのゆくすえを。
シーツに広がる雪原、ひとがたキエル。
*
トンネルの中、走るからだに目隠しして
みえない百目で走ります。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1913年に創建された倉庫をリノベーションした文化施設。コンセプトは「芸術文化の創造発信」と「賑わいの創出」。コンテンポラリーダンスやアートを柱に、新進アーティストを世界に発信している。フレキシブルな機能を持つホールとギャラリースペースを有し、ダンス等舞台芸術公演や展覧会、屋外広場でのイベント等を通じて横浜の文化と観光のハブ機能を担う。
作品ノート:フランスのレジデンスでは9つのマチを訪れ、 多くの人々との出会いがありました。 その人々の優しさとフランスの暖かい乾いた風は、 今も私の心に残っています。 フランスでは自分の人生を振り返る時間も沢山ありました。 もう一度戻りたい過去もあれば、 塗り替えたい過去もありました。 自分はなぜここにいるのか。 自分の歩んだ道は もしかして決められていたのでは。 そしてこれから進む道も...。
先日、行きつけの店の店長さんに散髪してもらっていた時、髪を「切る」に対し過不足なく「切って」いて、そうかと思い当たったことがありました。張り切るでも慣れるでも緩むでも表現するでも好き嫌いもなく、ある動詞を過不足なく体現することは実際とても難しい。日々同じ動詞に向き合う中で、飽きず過不足ない状態に辿り着くことについて、考えるところがありました。以前ジャズピアニストが、究極のドミソが弾けたらと話してい
《作品ノート》「記録」に焦点をあてた本作品では、「いま」をとどめようとする行為である「記録」と舞台でのライブ表現によって、つかんだ先からさらさらとすり抜けていく「いま」というものの感触を表現する。
作品ノート:CHIMERA(キメラ)とは「複数の異なる要素から構成される生命体」を意味する言葉ですが、ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合し、新しいダンスを模索してきた「DAZZLE」自身を表しています。そして、今回の作品テーマである「異形」の者を表す言葉でもあります。社会における「異形」というのは、必ずしも外見上のことだけではありません。思考や主義・思想など、心の内面における異質さを指