作品ノート:
日々流れる時間の中で、身体は時間とどのように関わり、どのような影響を受けているのか?
人は生まれた時から時間とともに、死に向かって進んで行く。
この作品は、そのような身体が持つ時間の流れをテーマにしている。
今回、時間を表すものとしてビートが最初に頭に浮かんだ。
そしてこれを時間を表すひとつのキーワードとして、作品作りをしました。
身体には心臓の鼓動、ビートがある。人は生きている限り、鼓動は休む事なく動き続ける。
死をむかえて鼓動は止まり、身体の持つ時間も止まる。
人が生きている時間、というのもまたこの作品のひとつテーマになっている。
身体のなかで鼓動というものは深く時間と関わっている。
ビートから感じる身体のリズムや運動性をベースに動きを作る。
動きはどのように時間と溶け合うのだろうか?
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1913年に創建された倉庫をリノベーションした文化施設。コンセプトは「芸術文化の創造発信」と「賑わいの創出」。コンテンポラリーダンスやアートを柱に、新進アーティストを世界に発信している。フレキシブルな機能を持つホールとギャラリースペースを有し、ダンス等舞台芸術公演や展覧会、屋外広場でのイベント等を通じて横浜の文化と観光のハブ機能を担う。
【作品ノート】一言では収まらないほどたくさんの問題や出来事がいっぺんに やってきた2020年。全世界でコロナウイルスが猛威をふるい、ストレスや意見の違いが表面化し、分断や差別、ヘイト、ハラスメントがネットでも実社会でも横行しています。同時に、それらと向き合い、 戦う人も増えてきています。2019年に受賞した前作「亡命入門: 夢ノ国」は、差別意識と分断、コンテンポラリーダンス界の自明性 など、所謂「
[作品ノート]理屈抜き、超高速で熱狂的ダンス。その身体は過ぎゆく一刻一刻を疾走する。
作品ノート: 日常生活の中、何の脈絡もないように生まれては消えていく感情。ある一人の女生徒の自意識の揺らぎが一人称で綴られた太宰治の短編小説「女生徒」にインスパイアされたソロダンス作品。
作品ノート:この作品のコンセプトは“感情は身体とどれくらい関係しているのだろう”という素朴な疑問から膨らんでいった。感情が身体を動かすのか、身体は感情を認識しているのか。デュオというシンプルな構成から、様々な“状況”が生まれ出す。予測と期待と裏切りのゲーム。今ココで生み、生まれゆくもの。
