初日の幕が開く直前、パレスチナの俳優が一人こない。俳優たちは、満席の客を前に、この危機をどう乗り越えようか途方に暮れる。すべてを賭けて稽古してきた日々を思いながら、俳優たちは即興で舞台をやり遂げようとする。ティティはパレスチナを語り、日本人、在日朝鮮人は自分を語る。わたしたちは何故演劇をやっているのか?わたしたち、とは何なのか?パレスチナと日本の異なった現実が交錯し、溶けあい、同時代を生きるわたしたちの世界を映し出す。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1954年創立(劇団三期会1967年東京演劇アンサンブルに改名)。演出家広渡常敏を中心にベルトルト・ブレヒトの『今日の世界は演劇によって表現できるか?』を問い続け、現代演劇の創造を続けている。
1977年東京武蔵関‘ブレヒトの芝居小屋’を拠点として、日本・海外の創作、翻訳戯曲を上演。海外公演や全国演劇鑑賞会、学校の演劇鑑賞教室などで旅公演を行っている。児童演劇も創立当初から全国のおやこ劇場とともに沢山の作品をうみだしてきた。講演会、シンポジウムなどで地域との交流など活動は幅広い。
2019年本拠地を埼玉県に移し‘野火止RAUM’がはじまった。
ねずみのちゅうたはなまけもの。いつも寝てばかりいる。おなかがすいて買ってきたチーズをどこかに落としてしまった。どうやら猫が取ったらしい。ねこにどんな仕返しをしてやろうかと考る。床屋になってねこの大事なひげをちょん切ってやろうか、それとも海賊になってねこを海にジャボンとつけてやろうか、それともサーカスでねこに綱渡りをさせてやろうか…。ところが、そのねこがチーズをひろって返しに来てくれました。実はこの
シカゴの屠畜場。工場が閉鎖され路上に溢れる労働者。救世軍・麦わら隊のヨハンナ・ダークは、この惨状に心を痛め、ピーヤポント・モーラーが牛耳る食肉市場に乗り込む。ジャンヌ・ダルクかドン・キホーテか?ヨハンナのまっすぐな問いかけが、モーラーの心を揺さぶる。ブレヒトが世界恐慌後のアメリカ市場経済を戯画化した。現在を写す物語。
維新後、官から支給された農地に入植した三代つづく開拓農家安倍林檎園。三代目園主正義は、林檎園経営に厭いて鉱山に手を出し、借金を重ねる。主人のいない林檎園を守るのは、正義の弟で作家志望の信胤、正義の娘道子と正義の母の寿々。常雇いの今朝吉に助けられながら何とか踏ん張ってきたが、とうとうこの土地を手放すことに・・・。「いや、おれたちは、ここを出てゆくほうがいいんだよ。ここにいるかぎり、頭にちょんまげをの
いじめが原因で引きこもり気味の高校生アンはインターネットのブログサイト“千年ユニコーン”とのチャットに夢中になっている。アンの両親は離婚の調停中。孤立した心を癒すのは、「ユニコーン」の言葉だった…。アンの同級生マルオもまたいじめが原因で学校を退学している。アンとマルオは再会し、ある日、マルオからじぶんがユニコーンであることを告げられる。そして、マルオはじぶんが新しいノアとなり、世界を救う(滅ぼす)
