結成から10年を機に、過去の作品の場面を抽出し再構成した伊藤キム+輝く未来の集大成的作品。100着以上の古着を舞台美術として吊るし、過去から現在、そして未来へと続く時間の流れをたどる。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
87年、舞踏家・古川あんずに師事。95年「伊藤キム+輝く未来」を結成。1996年『生きたまま死んでいるヒトは死んだままいきているのか?』でバニョレ国際振付賞、 02年第一回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞。05~06年にバックパックを背負って半年間の世界一周の旅に出る。11年「輝く未来」を解散。13年京都・本能寺創建600年の記念イベント『本能寺のD』で演出・振付・出演、国内外をツアー。14年六本木アートナイト2014パレードの監修。小中高生へのワークショップや振付、おやじが踊って給仕する「おやじカフェ」のプロデュースを国内外で行う。京都造形芸術大学客員教授。
伊藤キムに加えメンバー10名が出演。大谷石採掘場にヒントを得た美術をバックに、右往左往する若者たちとその人間関係を描いた作品。
ラジオで踊る:会場に置かれたラジオで生放送を受信しながら展開される即興ダンス。観客とのやり取りも見どころ。F.T.:女性4人のみの出演で、バロック音楽に乗せ流麗かつコミカルなパフォーマンスが展開される。
なろうと思えば、人は何にでもなれる。博物館なあなた。いっぱいつめ込み、ブラさげている。カラッポなわたしの中を走り回って。
総勢24名出演の大掛かりな作品。会場はアクリル板や金網で仕切られた小部屋がいくつも配置され、動物園のように各所で同時多発パフォーマンスが展開される。後半は部屋がすべて持ち上げられポッカリ空いた空間で縦横無尽に走り回るパフォーマンスが展開される。