世紀を超えて世界中で親しまれているモンゴメリの名作『赤毛のアン』。グリーンゲイブルズを舞台に、想像力豊かなアンが紡ぎ出す美しい言葉の数々や、マリラやマシュウの愛情と心の友ダイアナとの友情を通して成長していくアンの姿。恵まれない孤児だったアンが、周囲の人を巻き込みながら繰り広げていく心豊かな世界は、今もって多くの人々の共感を呼んでいる。10代の俳優の躍動感ある明るくナイーブな心と、熟年の俳優たちの深い葛藤と愛情でシンプルにつづっていくストレートプレイ。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1952年創立、TV・舞台・映画等の第一線で活躍する俳優を輩出。俳優の育成・演劇を通した児童・青少年の表現・情緒教育の研究・実践を行う。英国王立演劇学校・ラバンセンター他海外の養成機関とも提携。公演活動は全国的に展開、児童青少年演劇では代表作『童話の劇場』『民話の劇場』(ともに厚生省児童福祉文化賞受賞)等、文化庁主催巡回公演では15年連続採択など。プロデュース作品は『コルチャック先生』『スクルージ』等。海外交流も多く、アメリカ・カナダ縦断、イギリス、香港、オーストラリア、韓国、ポーランドで実施。
今の時代、人は死に直接出会うことが少なくなっています。ほとんどの人が病院で死に、死ぬ直前は見ていても、それに至る過程をつぶさに知ることはなくなりました。だからこそ、死というものを真正面からとらえようとこの作品を制作したのです。特別な舞台装置や小道具を使わず、俳優の身体と声を表現の手段とし、観客の感性と想像力にダイレクトに訴えかける「素劇」によって観客の想像力が刺激され、生活の中の死の匂いが際立つの
太宰久夫によるフィジカルシアター。前半に立原えりかの『木馬がのった白い船』、後半に武井博の『はらぺこプンタ』を配し、絵本の世界を
ミュージカル
19世紀半ばのロンドン。クリスマス・イブの宵、金貸しのスクルージはひたすら借金を取り立て、献金を拒み、人々に嫌われるばかり。そんな彼のもとに深夜、死んだはずの友人マーレイの亡霊とクリスマスの精霊たちが現れる。彼らはスクルージを過去、現在、未来へと連れていく。幼い頃の妹とのクリスマス、イザベルとの恋と別れ、事務員のクラチットの家族や甥のハリーの慎ましいが幸せなクリスマス、そして思いもよらない未来…。
実在の人物である、文学者・医者のユダヤ系ポーランド人、ヤヌシュ・コルチャックの後半生を描く。第一次世界大戦後、ユダヤ系とポーランド系の孤児院を運営するコルチャック。その孤児院は、厳しい管理や強制ではなく、子ども達の自治を実践していた。子どもを一人の人間として尊重し、彼らの自治による世界を実現するという、革新的な彼の主張は、1989年に国連で制定された「子どもの権利条約」に生かされている。ナチスのユ