「これが逆風だ!」としかいいようのないアレが演劇に、そしてあらゆる日常に吹き荒れております。
何かに掴まってないとあっという間に吹き飛ばされるほどの、圧倒的大風。まいったね。
こんな時勢、エンターテインメントこそ体を温める火であって、喉を潤す水であって、身を守る木々なのだなあと改めて。
劇団旗揚げ15年、こだわり続けてきた僕らのコメディも、グラつく誰かにとっての拠り所であればなあと願って、ただ、いつものようにつくります。くだらないことを、愉快に、切実に。
クツワダという町を舞台に、始まることも、続けることも、終わることも、全部まとめて、圧倒的にバカバカしく描けたら。
隅っこに大人の青春をほんのひと添えして。 飽きもせず15年目もコメディです。どうかどうか、お楽しみに
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
福岡市を拠点とする劇団。
2005年大濠高校演劇部卒業生を中心に旗揚げし、20周年を迎える。
演劇を見たことがない人でも楽しめるコメディ作品を福岡にとどまらず、全国に届けてきた。
2005年オープンの福岡市民ホール中ホールの初回公演として『見上げんな!』を上演。大阪、東京を含めた三都市ツアーを成功させた。
博多弁飛び交う地方都市クツワダのとある区域。街は日々姿を変え、人や建物、新しいものと古いものが入り混じる。あっという間に変わっていく、そこそこ歴史ある街の片隅で声が響く。「運動会って、やらないかんと?」大玉転がり、大縄くんずほぐれつ、バトン飛び交う白熱の議論。伝統ある住民参加の地域運動会。やる?やらない?今こそ白黒つけようぜ、いやそこは、紅と白で!
福岡で劇団を立ち上げはや14年。気がつけば26回公演です。やりたいことは書きたいことその時々で違えど、結局、楽しいから続けてるんだろうなあ、と14年の時をへて思うわけです。コメディ劇団を名乗りながら、最近はちとコメディを斜めから見るような気持ちで芝居を作ってました。今回は、久しぶりに真正面から、コメディを抱きしめるような気持ちでいきたいなと思います。くだらないことを堂々と。「くだらない話で安らげる
親の反対を押し切り役者を目指すと上京した勘介は、周囲には黙っているが既に夢を諦めADのバイトをしている。友人にも「出演ドラマの撮影だ」と見栄を張り、地方ロケの番組スタッフとして数年ぶりに実家に帰ってきた。家族旅行の隙を見計らっての帰郷、のはずだが、家の中を見知らぬ女や半裸の男がわが物顔でうろついている。混乱する勘介の前に、自分を憧れと慕う町長選挙立候補中の幼なじみも現れ、見栄とごまかしは次々折り重
