北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ
劇場とアーティストが2年間タッグを組み、地域の人々や表現者との交流など時間をかけて『地域』を知る1年目を経て、2年目に劇場オリジナル作品を創作するシリーズ第2弾。近未来の研修施設を舞台に繰り広げる、ある疑似家族の物語。「家族」という関係は何を隠し、何をさらしてしまうのか?疑似家族だからこその「家族」への願いを描く。
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福岡で劇団を立ち上げはや14年。気がつけば26回公演です。やりたいことは書きたいことその時々で違えど、結局、楽しいから続けてるんだろうなあ、と14年の時をへて思うわけです。コメディ劇団を名乗りながら、最近はちとコメディを斜めから見るような気持ちで芝居を作ってました。今回は、久しぶりに真正面から、コメディを抱きしめるような気持ちでいきたいなと思います。くだらないことを堂々と。「くだらない話で安らげる
「これが逆風だ!」としかいいようのないアレが演劇に、そしてあらゆる日常に吹き荒れております。何かに掴まってないとあっという間に吹き飛ばされるほどの、圧倒的大風。まいったね。こんな時勢、エンターテインメントこそ体を温める火であって、喉を潤す水であって、身を守る木々なのだなあと改めて。劇団旗揚げ15年、こだわり続けてきた僕らのコメディも、グラつく誰かにとっての拠り所であればなあと願って、ただ、いつもの