まだ見ぬ「春」を渇望し、これまでどれだけの人が、自らを捧げたのだろうか。
世界を支配する暗い「冬」は、わたしたちからなにを奪い、なにを創り出そうとしているのだろうか。
「祭典」という名の儀式は、本当に人々を救ったのか。
わたしたちは、まだ本当の「春」をしらないのだ。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
振付家・ダンサー:鈴木ユキオによるプロジェクト。世界40都市を超える地域で活動を展開し、既成の表現スタイルにとらわれず「ダンスとは何か」「現代の表現とは何か」を常に模索。しなやかで繊細に、かつ空間からはみだすような強靭な身体・ダンスは、多くの観客を魅了している。映像作品への出演、音楽家との共同制作など、活動は多岐に渡る。また、子ども出演ダンス作品の振付や、障害のある方とのワークなど、身体と感覚を自由に開放し、個性や感性を刺激する表現を生み出している。