予測できない出来事=ブラック・スワンの出現を予言したナシーム・ニコラス・タレブの著作「ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質」からタイトルを引用した2008年作品。
4脚の椅子、4人の男女を空間に並置し、不確実な時代の身体を抑制的な身振りで描き出した作品である。
「大野一雄フェスティバル2008」参加作品としてBankART Studio NYK 屋外においても上演をおこなった。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
土方巽直系の舞踏振付法を学んだ振付家の大橋可也によって1999 年に結成され、東京を拠点に活動しているダンスカンパニーである。ハードコアダンスを提唱、現代社会における身体の在りかたを追究することをその活動の主題としている。
2008年発表の『帝国、エアリアル』では関連するフリーペーパーを制作、配布するなど、ダンスの枠組みを大きく超える活動を行っている。2013年、写真家GO撮影の写真集「Books, Phantoms」を発表。
2013年法人格を取得し、一般社団法人大橋可也&ダンサーズとなる。
東京オリンピックを翌年に控えた2019年、日本コンテンポラリーダンスの極北をひた走る大橋可也&ダンサーズが結成20年目に発表した「ザ・ワールド2019」は、江東区湾岸地域TOLOTの1300㎡空間に4部構成、ハードコアかつストイックな上演5時間を超えるエキストリーム・2デイズ・パフォーマンス。リサーチから生れた振付を記録したノーテーションブックの配布もおこないました。第3部は、吉開菜央による映像と
大橋可也と後藤ゆうによる大橋可也&ダンサーズを代表するデュオ作品。2019年3月メキシコシティにて初演。2020年10月には映像に吉開菜央を加え進化したバージョンを横浜赤レンガ倉庫にて上演した。
大橋可也&ダンサーズがドラマトゥルク長島確とともに2013年に始動したリサーチ型ダンスプロジェクト《ザ・ワールド》最終作品。
ガラス張りの劇場に沈む太陽と昇る月。《土地の記憶を吸う吸血鬼》をモチーフにしたパフォーマンスプロジェクト「ザ・ワールド」2017年作品。