『池上show劇場【DELUXE】』Aプログラム
『池上show劇場【DELUXE】』Aプログラム
山の手事情社の作劇方法《山の手メソッド》を用いて俳優たちが作った数々のシーンから、厳選したものを寄席形式にまとめました。具体的には、ちょっとシュールな寸劇《ショート・ストーリーズ》、自分自身に降りかかった出来事を感情豊かに語り合う《漫才》、身近にいる印象的な人やモノをヒントにキャラクター化した《ものまね》。それらを飽きないように構成し、老若男女に楽しんでいただけるように仕上げました。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。
1984年、早稲田大学演劇研究会を母体に「劇団 山の手事情社」を結成。以来、一貫して実験的な舞台を通して現代演劇のあるべき姿を模索している。1997年からは、戯曲を用いつつリアリズムをどう乗り越えるかという課題に取り組み、《四畳半》と呼ばれる新たな様式的演技スタイルを確立し、ギリシア悲劇やシェイクスピア、近松門左衛門など古今東西のテキストを上演。代表作は『タイタス・アンドロニカス』『道成寺』『テンペスト』など。
季節が変わるように、俳優修業。三重スパイのソノラは、哲学者と名乗るイエローグローという奇妙な男と知り合う。彼はソノラの「物語」をきくため「真ん中」の時間にやってくる。時空を超えた二人の逃走と追跡を語る語り部や、その「物語」の観客など、物語の内と外とが入り乱れて……。
劇団初のチェーホフ作品。湖畔の田舎屋敷を舞台に、作家志望の青年トレープレフと女優を夢見る乙女ニーナの関係を軸に、屋敷に集まる人々のさまざまな恋愛模様が描かれる。この群像劇を自己実現の病に苛まれた現代人の苦悩の姿と解釈し、「剥製たちのボードビル」として上演した。初演は2019年、劇団創立35周年記念公演。その後2023年にルーマニアのシビウ国際演劇祭に招聘され大きな話題となる。
「人を許すこと」を描いていると言われるシェイクスピア最後の作品。しかし本作で『テンペスト』とは、主人公プロスペローが自分は「許されない」存在であることに気づく過程であり、四大悲劇のドラマの諸要素が静かにちりばめられていると解釈。嵐(テンペスト)はプロスペローの心のうちに吹き荒れる。2015年初演、2018年にルーマニアのクライオヴァ・シェイクスピア・フェスティバルに初参加した記念的作品。
『池上show劇場【PREMIUM】』Dプログラム
コロナ禍の創作活動の中から生まれた「一人芝居」のラインナップ。劇団アトリエを劇場にしつらえて行なった本公演『池上show劇場 』【DELUXE】と【PREMIUM】。一人芝居16本のうち、Dプログラムでは3作品を上演。原作と身体一つで格闘する俳優たちのバリエーションが見どころ。上演作品は、『桜の樹の下には』『Kの昇天』(原作:梶井基次郎)、『虔十公園林』(原作:宮沢賢治)、『刺青』(原作:谷崎潤一
