瀬戸内国際芸術祭2013より、小豆島での演劇活動を継続的に行ってきた劇団「ままごと」。これまで坂手エリアを中心に、島の歴史や記憶から創作した《おさんぽ演劇》や島民と共につくり上げた肝試し演劇《小豆島きもだめスイッチ》、珈琲や軽食のほかに演劇やダンスパフォーマンスも販売する喫茶店《喫茶ままごと》など、様々な形態の演劇作品を創作・上演してきた。
瀬戸内国際芸術祭2019で上演したのは、ままごととダンサー・振付家の康本雅子による野外でのダンスパフォーマンス。柴が戯曲を書き下ろし、康本が演出・振付を担当した。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
【ままごと】
劇作家・演出家の柴幸男によって2009年に旗揚げされた日本の劇団。《演劇を "ままごと" のようにより身近に。より豊かに。》をコンセプトに、さまざまな空間や形態で創作活動を行う。主な作品として、『わが星』、『あゆみ』、『朝がある』、『わたしの星』、『あたらしい憲法のはなし』、『反復かつ連続』、『ツアー』等がある。現在、演劇と集団の関係性について考えながら新しい劇団のカタチを模索中。
【康本雅子】
ダンサー・振付家。ダンサーとして活動を始めた後、振付も行うようになり、現在はWSファシリテーターとしても全国で活動中。これまで演劇では松尾スズキ、白井晃、柴幸男の作品に、音楽では一青窈、ゆず、SalyuなどのMVやコンサートに振付で関わっている。また小中学校でのWSや作品創作、劇場での市民参加公演なども行っており、昨今は「マジな性教育マジか」も始動中。2020年よりセゾン文化財団セゾン・フェローアーティスト。地域創造登録アーティスト。