2019年夏、自ら企画・プロデュースした2人芝居「命、ギガ長ス」は、認知症気味の母の年金を当てに生活する50代ニートでアルコール依存症の男という“8050問題”をテーマにした新作書き下ろし舞台だ。今回、最小限のスタッフで松尾が自ら作、演出、出演、美術、企画、プロデューサーを務め、並々ならぬ想いで取り組んだ舞台の稽古場にカメラが入り、初めての長期密着が行なわれた。
稽古場の風景、俳優・演出家として取り組む松尾とともにカメラが捉えたのは、松尾自身がカメラに語り掛ける姿だ。芸術監督就任時には「シアターコクーンを不真面目な色気のある劇場にしていきたい」と語り周囲を驚かせ、芸能生活30年を超えてもなお新たな試みに挑む。30年間、ブレることなく信念を曲げなかった松尾の言葉、そしてその生きざまに迫るドキュメンタリーをお届けする。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
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