「雪墨」第95回地歌ライブ記念公演
「雪墨」第95回地歌ライブ記念公演
「雪墨」は「白銀」と「墨痕」を端的に表し、雪がやがて融け、墨が和紙に滲むように、「古典と現代」、「様式と自由」、「東洋と西洋」などの輪郭が溶融したその果てに、それぞれの本来の姿が浮かび上がることを意図しています。古典の奏法や唱法は一切変えることなく、表現をさらに深く掘り下げ、日本を代表するジャズピアニスト佐藤允彦さんとのデュオを通じて地歌箏曲の魅力を際立たせたいと考えています。
幼少より祖母阿部桂子、母藤井久仁江(人間国宝)に手ほどきを受け、95年第1回リサイタル開催(全17回開催)。2001年から21年間にわたり「地歌ライブ」を全100回開催。文化庁芸術祭音楽部門大賞受賞、同レコード部門大賞、芸術選奨文部科学大臣賞、松尾芸能賞優秀賞受賞。2021年紫綬褒章受章。現在、九州系地歌箏曲家として、演奏会・放送等に出演。正派音楽院講師。(公財)日本伝統文化振興財団理事。「藤本昭子の会」代表。