現代のイタリア・ローマの地底を舞台に、ユキコとサンボンギ、鶏を名乗るマサハル、ヤマノウエ夫妻、そして亡霊のオノという6人を描く1幕劇だ。劇中ではオスカー・ワイルド「サロメ」の世界と三島由紀夫の世界が交錯していく。
岸田國士戯曲賞にノミネートされていながらいまだ上演されていない、小説家・古川日出男の戯曲「ローマ帝国の三島由紀夫」。
強者の俳優陣と共に演出家 木村龍之介が挑発的なリーディング公演として世界初の上演!
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
「一般社団法人銀座舞台芸術祭」は、2019年1月、大学院におけるソーシャル・イノベーションに関する研究発表を契機として、「銀座舞台芸術祭 実行委員会 準備事務局」として活動を開始。
オリンピックを翌年に控え、東京2020オリンピック・パラリンピック開催による訪日外国人増は、「日本を訪れる外国人の皆さんに、本物の日本文化を直接体験してもらえる貴重な機会だけど、受入準備は十分だろうか?」という課題認識を起点に、東京2020の期間中、銀座のクラブやバー、レストランの空き時間を活用して、47都道府県の伝統芸能や小劇団演劇を同時多発的に上演するという企画への取組みを開始。
2019年2月と4月に小劇場演劇を試行的に銀座のクラブで上演し、課題を見極め、6月以降、本格的に舞台芸術の上演を開始。コロナ禍により活動を自粛することとなった2020年3月までの1年間に、73公演、1250人のお客様に銀座のクラブやバー、レストランで、小劇場演劇を中心とした舞台芸術を提供。
コロナ禍によりエンターテイメント活動の自粛が長引く中、今後とも安定的に舞台芸術の公演企画を行うべく、2020年11月に任意団体から一般社団法人に転換。2021年3月より、コロナ禍でも比較的リスクを抑えられるビルの屋上のオープンエアーなレストランを会場とした舞台芸術公演「宵待シアターLIVE」を開始。