1975年、現代演劇協会付属劇団「雲」から故・芥川比呂志を中心に独立。現在に至る。演劇集団円は、演劇をこよなく愛する人々の集まりで、それぞれの立場で個人の能力を向上させ、より充実した舞台創りを目指しています。
舞台は1945年、ユダヤ人夫婦の経営する小さな紳士服のアトリエ。強制収容所送りになった夫を探す女、アメリカ兵を恋人に持つ女、二人の子どもを抱えて働く女、警察官を夫に持つ女、結婚して新しい人生を歩み始める女……。みなが貧しい中で助け合いながら、けなげに生きようとしているのだった。「この戯曲は私の母のために、また多くの縫製室で私が出会った、泣いたり笑ったりしているすべての人々のために書いたものである」
テネシー・ウィリアムズの出世作にして、1945年のニューヨーク初演以来世界各地で上演が繰り返されている傑作戯曲。物語は、船員となって家を後にしたトムの思い出として語られる、1930年代のセントルイスが舞台。
この劇は、不条理演劇における代表的な作品のひとつとされている。中村伸郎によるこの「授業」は渋谷ジャンジャンでロングラン上演された演目で、中村の代表作といえる。
1917年に泉鏡花によって書かれた戯曲。白鷺の名で呼ばれる幡州姫路の城の天守閣を舞台に演じられる<異界>の美しい女性と現実世界の若者との禁じられた恋の物語ー設定を作品が書かれた大正時代に置き換えて上演。