「ホットドックーせめてものつぶやきたち」は、意味にとらわれない言葉と体が、都会に生きるものたちの<失速感>を夜の心象風景に映しだし、そこに私たちは記憶の奥深くにあるさまざまな詩を見つけだしていきます。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1986年、8年間継続した劇団『早稲田「新」劇場』を母体に、その演出家大橋宏と役者達により設立。1988年より自主運営するオルタナティブスペース<プロト・シアター>を拠点に、ジャンル、国籍の枠を越えたアーティストたちとの実験的な共同創作活動を精力的に展開する。従来的な方法<戯曲の再現>を放棄し、今、ここ、に立つ丸腰の身体から生み出す、断片的な動き・声・言葉の構成により、言語の壁を越えた未知の劇的世界を開拓する。同時にプロト・シアターの場にて、多領域との交流を目指し、さまざまなアーティスト達によるワークショップ、パフォーマンス、共同公演等の企画を多数手がける。1995年より国内外のフェスティバルでの公演活動を再開。身体的な即興行為の発掘とその組織化により、始原性と現代性の融合する独自の舞台表現にて、都市的消費システムに組み込まれない今日的な生の在り方を問う。