未来のバレエスターが出演する公演として有名な青山バレエフェスティバルの第1回目。国際的なバレエコンクールにおいて日本人ダンサーの上位入賞者が増えているのにもかかわらず、国内で若手ダンサーを中心とした公演の数が少ないことを受けて開催された公演である。青山バレエフェスティバルは本公演の後、15年間にわたって継続的に開催され、青山劇場の舞踊部門を代表とする公演となった。
第1回は1986年8月16日、17日の2日間、計4公演が青山「こどもの城」の青山劇場で開催された。ローザンヌ国際バレエコンクール、モスクワ国際バレエコンクールをはじめ、国内外の著名バレエコンクールで上位入賞を果たした若手ダンサーら計13名が出演した。
『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『ドン・キホーテ』、『ラ・バヤデール』、『海賊』等の古典バレエ作品からの抜粋を中心に、バレエ界の明日を担うダンサーが様々な演目で活躍した。
第1回目青山バレエフェスティバルの芸術監督は牧阿佐美。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
国際児童年(1979年)を記念し、厚生省が計画、建設した児童のための総合施設で、1985年11月に開館、2015年3月に閉館した。演劇・音楽・舞踊の各分野において児童・青少年の文化の向上のための公演や普及プログラム、世界の多様な文化芸術との交流等を通して、日本の舞台芸術創造活動が活性化する事を目的とした自主事業を行った。話題性や注目度の高い企画、作品を制作し発表して、舞台芸術の各分野で旗印的な公演を行うことで演劇・音楽・舞踊の各分野の活性化に貢献した。
(フライヤーより)異文化の対峙と交流!日本人作曲家がシャーマニズムを主題に作曲し、フランス人たちが舞台化するサウンドスケープ。
青山円形劇場プロデュース
1989年の初演から25年間年末の風物詩として上演され、多くの観客に愛された作品の4回めとなる1992年の公演。クリスマスの夜のフレンチレストラン「ア・ラ・カルト」を舞台に、訪れた客達が繰り広げるドラマを、アラカルト((フランス語)a là carte)に例えて描いたオムニバス形式の物語。「役者と音楽家の…」というサブタイトル通り、ミュージシャンの生演奏と共に芝居が進行される。
日本の現代演劇ポスターデジタル化プロジェクト2023
150点の現代演劇公演のポスターをアーカイブ。公演のキービジュアルがデジタル展開され難い、1960年代から80年代を中心に、紙で現存するポスターをデジタル化。ポスターのセレクションは、1960年代以降の舞台芸術系のポスターを収集・保存、これまでも研究や数々の展覧会に協力する等、演劇公演のポスターに造詣が深い、ポスターハリス・カンパニー社代表の笹目浩之氏が担当。
(フライヤーより)「マッチ売りの少女」「人魚姫」に代表されるアンデルセン童話は、哀しくさびしく寒いイメージが強いのですが、アンデルセンの作品の中にはこっけいで馬鹿馬鹿しくてハッピーな作品も実は数多くあります。「はだかの王様」「空とぶトランク」「のろまのハン ス」など、明るく楽しい作品をセレクトして、からっと夏らしい生演奏にのせて、アンデルセンの暗いイメージをがらっと一新してしまおうというのが、この