新宿梁山泊は1987年、金 守珍を代表として東京に結成された。
「新宿梁山泊」という劇団名は中国の小説「水滸伝」に由来し、その名の通り多方面で活躍中の演劇人が集結した。
日本の演劇界に失われつつある「物語(ロマン)の復権」を求めて、また、「アングラ演劇」を現代日本を代表する「文化」として継承し世界へこれを発信していきたいという理念を基に、国内外で積極的な活動を続けている。
以来、日本の現代演劇の最もダイナミックな創造的活力を代表する役者集団を自称するに相応しい、と物語を担う役者達への評価は年々高まっている。
新宿梁山泊、テント旗揚げ公演。
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「氷いちご」にスプーンをさし入れる時の、サクリとした音まで聞こえる。そんな小さな気配を呼び寄せなければこわれてしまうもろい世界、かと思うと、吹雪吹き荒れる満州の荒野、物語を横切る老人乞食の群れ、そして哀しみの地平を埋め尽くす雪子のガラス玉、この作品は存在するものと、しないもの、つまり現実と非現実の融合の物語です。(唐十郎)
相愛橋のある横丁で傘屋を営む「おちょこ」は修理を頼みに来た客の「石川カナ」に恋をした。いつか彼女に「メリー・ポピンズの傘を持たせる」という夢を描きながらロマンチックな気分にひたるおちょこだが、瀕死の状態のところをおちょこに助けられて以来、傘屋に居候している檜垣は、カナがかつて人気歌手の子どもを産んだ挙句にショッキングな出来事を引き起こした張本人だと気づく。カナをめぐって次々と湧き上がる謎。おちょこ
