大倉摩矢子、初の長編ソロ舞踏。自身の幼少期の体験や母への想いを基に即興舞踏で体現。第35回舞踊批評家協会賞 新人賞受賞作。
まるで穴の中でぐるぐると
まわりつづけているかのような
あれやこれやの堂々めぐり。
そこから飛び立つ白い鳥。
穴をうめようとすることよりも
穴のまんまでいいんじゃないか。
ただしその穴の優しい暗さに
溺れてしまうこと勿れ。
そんな微熱に毒薬を。
1999年より舞踏家・大森政秀(天狼星堂主宰)に師事。2001年よりソロ活動を開始。異分野の表現者とのコラボレーションや、ユリイカ!!プロジェクト(2012〜)、Walks project(2021〜)での国際交流企画の主催・運営・出演など、多岐に渡る活動を展開。国内外での公演・ワークショップも精力的に行っている。第35回舞踊批評家協会賞新人賞を受賞。