「Peoples‘ Inn~甦る人間」をテーマに、第1部「ケッチ・ヨール街」、第2部「Patch UP!」、第3部「死への式次第」の3部構成。「ケッチ・ヨール街」は1962年に初演、原案・構成を池宮信夫が担当した作品の再演。「ケッチ」、「ヨール」と呼ばれるヨットのイメージを架空の街にたとえ、生命と情熱を謳う。「Patch UP!」は当時のCMナレーションなどを使った作品。「死への式次第」は人類滅亡の予言を「素晴らしい旅の始まり」と捉えた作品。
高田せい子に師事した安藤三子(1928-2023)が50年代に率いた舞踊団。安藤は50年代後半の安藤三子・堀内完ユニーク・バレエ団等の活動を経て、1960年には安藤哲子(のりこ)ユニーク・バレエ団を発足させた。テレビ番組にもしばしば登場し、西洋のクラシック音楽だけでなくジャズを使ったため、「ジャズダンス」「ジャズバレエ」と呼ばれた。50年代の代表作に、土方巽、大野一雄、大野慶人が出演し、岡本太郎が美術を担当した「鴉」がある。1983年には田中泯、泉勝志らの出演する「白鯨」を発表。安藤の愛弟子には、60年代にブラジルに移民しユババレエ団を創設した図師(小原)明子がいる。
