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劇作家、北村想が1981年に「流山児★事務所」の前身である「演劇団」に書き下ろした作品。映像は1982年に改訂版として上演された作品である。
夏休みが終わり二学期が始まる日。一人の生徒が宿題を森になくしたと言う。友達と幻と言われる蝉を探しに行ったのだ。その森で出会ったのは…大人になった自分の奥深くに、今も住んでいる少女時代の夏の思い出を巡る物語。「いつかみた夏の思い出」(1986年)、「さらば夏の思い出」(1990年)といった改訂版による再演もある、同劇団の代表作。
さよならオレンジ版
過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリー一話語るごとに一本ずつロウソクを消し、百話を語り終えて最後のロウソクを消すと、恐ろしいことが起こるという百物語。その百物語を語れなかった少年と、結婚を直前に自分は語ることが何もないことに不安を抱く男の物語探しが始まる。過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリーの中、果たして男は物語を探し出すことができるのか。