さよならオレンジ版
さよならオレンジ版
過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリー
一話語るごとに一本ずつロウソクを消し、百話を語り終えて最後のロウソクを消すと、恐ろしいことが起こるという百物語。その百物語を語れなかった少年と、結婚を直前に自分は語ることが何もないことに不安を抱く男の物語探しが始まる。過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリーの中、果たして男は物語を探し出すことができるのか。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1980年10月、大阪芸術大学(舞台芸術学科)の有志により結成。『蛇姫様』(作・唐十郎)で旗揚げ公演後、第2回公演以降は、座長・内藤裕敬のオリジナル作品を上演している。
今も昔も、演劇だけが生み出せる劇的瞬間を探り追いかけている。
駅前再開発計画を担当する区役所の坂田が住人調査のため入り込んだ駅裏のお化けアパートで出会ったのは「ああ、予言者が居てくれたらねえ」と嘆く住人たち。それは坂田が見ている幻想なのか、それともそのようなお化けアパートに住まざるを得ない住人たちのどうしようもない閉塞感なのか。そこに坂田の部下をはじめ、様々な予言を聞いたという闖入者たちが現れ、「予言」そのものに翻弄されていく。
奥にはがらくたの山、傾いた柱、ふすまの横に喫茶店のカウンターがあり、はたまた床の間のある畳敷きさえも。ここはあるときは、帰らぬ父を待つ少年の暮らす海の家。またあるときは、喫茶店とアパートと民家がひしゃげた形で合体してしまった共同生活場。というのも、物語の背景には阪神淡路大震災の影が落ちているらしく、崩れて寄りかかりあった建物がここなのだ。居場所をなくし、生きるすべをなくした不在の父を求める群像劇。
南河内万歳一座旗揚げ20周年ファイナル公演
錆びたナイフとは、私達自身のこと。薬品漬けの健康と飲尿による民間療法の間でゆれ動く、私達の体内との会話との会話を笑いと共に混乱してみる。
「リアリズムにおけるインチキの仕方」確立への足掛かりとなった初期代表作品。南河内万歳一座の演劇システムマイトガイ・アキラはテンガロハットをかぶり、ギターをしょって馬に乗り、やたら拳銃をぶっ飛ばす無国籍な小林旭ヨロシク男。そんなアキラはふと自己嫌悪に陥り、自分の故郷を探し出そうとする。望郷の念と家出願望というふたつの相反する想いの相克を綴っていく。
