表示件数
椿組2013年夏・南木曽公演野外劇
1979年初演。中上健次が33歳の脂の載った時に外波山文明(33歳)と出会い産まれた彼唯一の戯曲作品である。時は南北朝時代。日本の権力は北朝(京都=武家方)と南朝(吉野=宮方)とに別れ内乱状態が続いていた。 その南朝・吉野から、さらに山深く入った熊野の山に「かなかぬち」と呼ばれる鉄の男が、女とその手下達と一緒に暮らしていた。そこへ母を訪ねて旅をしながら彷徨う幼い姉弟。流浪の芸能集団。「かなかぬち」