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書かれた顔、映された瞳、記述された掌、まだ来てない時の人影が現れた。彼らの予感と共に、桟橋自身が深く考える。絶滅した生き物の群が、予見と不可視の窓を現し、希望や夢、光をこぼしていった。ガスになってしまった眼が我々を見つめている。書かれなかった顔、映されなかった瞳が書物に印される。我々はどこにも行く当てが無い。ただ待ち合い室で海鳴りの響きを聞く。背中をかがめて闇にうずくまり、真紅の果実、そこに向って
ヘルシンキ市立ダンス・カンパニー委託作品。古川あんずは同カンパニーからの委託で1994年には『春の祭典』を、1995年には『KEPPI(杖)』を振付けている。本作では、アマゾン河で見た色が交わらないまま流れる水やアフリカの女性が壺に朝露を集める姿、ヘルシンキ沖の凍った海など、古川に印象を残した様々な「水」の体験が下敷きとなっている。Act1退屈した男 / 心の誕生 / 隻手音声 / 水の神話Act