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日本全国 能楽キャラバン!沖縄特別公演 ガンガラーの谷公演(洞窟能)
三保の松原に住む白龍は、松の枝に掛けてある美しい衣を見つけ自分のものにしようとするが、天女が現れ返してほしいと懇願する。天女は白龍を説得し、羽衣の引渡しを条件に舞を舞い、そのまま天空へと帰って行く。
沖縄戦では4人に1人が鉄の暴風の犠牲になった。4人に1人の悲劇に焦点をあてた作品は過去にたくさんあるが、わたしは、ほかの3人の生還のドラマに焦点をあててみたかった。洞窟は、まさにこの世の行き止まりであり、極限の生き地獄でもあったが、また一面では、生の再生へのエネルギーをたくわえた生命のシェルターでもあったのだ。(嶋 津与志)
EARTH WORKS DANCE PROJECT
1986年に大谷石地下採掘場跡で「アボリジニィ」を上演した滑川五郎は、東京を拠点に活動していたが、1996年、自身の舞台を方向づけた大谷町に拠点を移す。空間に活かされる形、空間に身体を任せる舞台を求め、太古の呼吸を感じたという大谷資料館で、再び総合舞台を創出。チラシには「古代人の見た宇宙、魂のプロメテウス」とある。「アラハバキ」とは、主に東北地方から関東地方で信仰されてきた謎の包まれた神のこと。